動物病院にとって秋から冬の時期は比較的業務が落ち着く時期です。
目標を立てたり、検討中の課題に着手するなど、
この時期にしっかりと力を蓄えておきたいですね!

弊社会員様の動物病院でも、秋健診を開始したり、
早くも年末に向けての準備をしたりと忙しく動かれております。

さて、今回からは全5回のシリーズ記事をお届けします。

「動物病院のいま」と題してマクロ・ミクロの視点から
動物病院業界の現在の状況の分析と今後の展望を
私なりの視点でお届けしたいと考えています。

第1回はプロローグとして、
「『業界動向』との向き合い方を考える」と題して、
動物病院を経営する際の「業界動向」との向き合い方を
考えていきたいと思います。

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最初に私自身の考えを述べると、
日本全体のマクロ動向やペット市場の傾向のみを見て
「これからは〇〇がくる!」
「これからは〇〇をしないと出遅れる!」
と論じることは、
個人開業の動物病院にとっては、
あまり意味がないことだと私は考えています。

たとえばこれから全国へのチェーン展開を検討しているとか
インターネットを用いて幅広くサービスを提供しているというケースなら、
日本全体のペット市場動向は確かに重要な指標となるでしょう。
(外資系のペット関連企業が日本進出を検討するケースなど)

しかし、特定の地域で1件~数件の動物病院を運営していて
その動物病院を今後どのように運営していこうかと考える際には
日本全体の業界動向はあまり参考にならないと考えています。

例えば、最近世間では「猫ブーム」と騒がれていますが、
動物病院の所在地や飼主様の成熟度によって影響の出方は実に様々です。
「確かに最近猫の来院割合が増えた」という病院がある一方で、
「猫ブームの影響なんか微塵も感じない」という病院もあるのが現実なのです。

したがって、
当社、動物病院経営パートナーEn-Jinが
動物病院をサポートさせていただく際には、
経営論や未来予想をお話しすることよりも

・その病院がおかれている状況
・院長先生のお考え

を踏まえたうえで、
その動物病院が直面している現実的な課題を解決したり、
滞っている実務を推進することを大切にしています。

 

—–

では業界動向やペット市場の動向について知ることに
意味がないかというと、決してそうではありません。

動物病院を取り巻く現状を知り、
今後を展望する中で、
今後やるべきことが見えてきたり、
取り組みの裏付けが得られたりするからです。

そのため、動物病院業界を取り巻く状況については
アンテナを高く張り、定期的に確認しておくことが大切です。

しかし、多くの院長先生は
病院経営と日々の診察の両方を最前線で担われており、
業界動向を改めてチェックする機会を作るのは
なかなか大変なことだと思います。

そこで本ブログでは、次回から4回に分けて

・日本全体の景気等の動向
・ペット市場の動向
・動物病院や獣医師の動向
・今後の動物病院経営の展望

などについて書いてみたいと思います。

誰も未来を完璧に予想することはできませんし、
経営には「これさえやっていれば大丈夫」という魔法はありませんが、
少しでも院長先生の皆さんにとっての道しるべとなれば幸いです。

次回更新をお楽しみに!

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動物病院経営パートナー En-Jin
(株式会社エンジン)

<企業理念>
1.院長先生の想いを推進する「エンジン」に
ノウハウや理屈を教えるだけではなく実務を推進。
「やりたいこと」を形にします。

2.動物病院のメンバーが「円陣」を組めるように
病院全体がイキイキと同じ方向に進めるよう、
スタッフマネジメントをサポートします。

3.動物病院に多くの出会いをもたらす「縁人」に
飼主様・スタッフ・外部専門家などとのご縁をつなぐ
架け橋になります。

<↓お問合せはこちらまで↓>
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜3-7-18-703
TEL:045-478-0261
FAX:045-345-0874
mail:info@en-jin-mail.com
代表 古屋敷 純
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