皆様あけましておめでとうございます。
2021年のはじまりをいかがお過ごしでしょうか。
私は今年は帰省を中止し自宅で静かに年越しを迎えています。

あらためて旧年中は多くの皆様からご厚誼を賜り
誠にありがとうございました。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で
私たちの生活や価値観が大きく変化した1年でした。

弊社としては5期目を迎え、
既存の会員の皆様に多くのご協力をいただいたり、
多くの新たな出会いにも恵まれ、ご縁の大切さ、有難さを
あらためて痛感する1年となりました。

 

多くの企業がそうであったように
弊社もコロナ禍での運営に難しさやもどかしさを感じることもありましたが、
そんな中でも2020年を振り返ってみると充実した1年だったと感じています。

・新規の会員動物病院様やスポットの動物病院様とのお仕事

・Zoomなどリモートでのコンサルティングの導入

・コロナ禍での動物病院運営の模索と実行

・日本獣医学生協会の学生の皆さんに向けたオンラインセミナーの実施

・雑誌『NJK』の連載開始

・動物病院・ペット業界専門求人サイト「ペットリクルート」の継続運営。
登録企業が1500社を突破。多くの関連キーワードで検索上位を獲得。

・「ペットリクルートフリーペーパー」第3号、第4号を発刊

・動物病院専門 事業継承・M&Aマッチングサイト
動物病院 事業承継・M&Aナビ」を公開

・ものづくり補助金3件をはじめ、動物病院の補助金・助成金の採択

ご協力いただいた多くの方々のおかげで、
このような取り組みを進めることができました。

 

またコロナ禍で動きにくい情勢にもかかわらず
規模の大小を問わず、多くの企業や起業家の方々より
協業や提携のお話や意見交換の機会をいただくことができ、
多くの刺激をいただいた1年でもありました。
(年末に名刺の整理をしていて改めて気づきました)
たいへん光栄に感じています。

 

コロナの影響を大きく受けて大変な業界も多いですが、
動物病院業界の現状はどうでしょうか。

もちろん感染予防対策などに苦慮されている病院は多いと思いますが、
売上・利益の数字だけを見ると致命的な悪影響までは出ていない、
むしろ昨年よりも上がっているという病院も少なくないのではないかと思います。
弊社会員の動物病院様も、多くが増収・増益、新患数も増加傾向で推移しています。

これは各病院様のかねてからの経営努力が実を結んでいることに加え、
昨今の報道でも触れられているように、コロナ禍で「在宅勤務」「ステイホーム」
「おうち時間」が増えたことにより、新たにペットを飼うことに関心をもつ人や、
飼っているペットと向き合う時間が増えた人、動物病院に行く時間ができた人が
増えたためではないかと推測されます。

さらに言えば、コロナにより人々の行動が制限され、自ずと「家庭」「家族」に
時間やお金を割く傾向が高まった結果、「家族」の一員であるペットにかけられる
時間やお金が相対的に増えているのだと考えています。

ということで、語弊を恐れずに言えば、動物病院の業績についてのみ言うならば
コロナ禍が「追い風」として作用しているケースも少なくないと思います。

 

また以下に代表されるように
動物病院を取り巻く環境も現在は活発に動いています。

・企業の動物病院チェーン運営やM&Aの進展

・オンライン診療の発達

・予約システムや電子カルテへの多くの業者の参入

・動物病院向けの薬局の登場

それだけ動物病院・ペット業界に大きなビジネスチャンスが
あると捉えている人が多いということだと思います。
この業界に大きな資本や優秀な頭脳が多く流入し、
良いイノベーションが起きること自体は、
とても喜ばしいことだと私は考えています。

 

しかしながら、中長期的なスパンで考えると決して楽観視はできません。
今後長きにわたって世界的に景気が低迷することはほぼ確実です。
日本においては、2020年前半は飲食や観光など特定の業種がコロナの「被害者」として
紹介されることが多かったですが、最近は業種を問わずボーナス削減やリストラの
ニュースを耳にする機会が増えました。

また日本の人口が減り、少子高齢化が進む傾向が変わらない以上は、
ペットの飼育頭数もジリ貧で下がっていく、
つまりこれまでの傾向が大きく変わることはないと考えるのが普通だと思います。

さらにペットを飼う人が増えているという報道がある一方で、
「ペットを飼う余裕がなくなったので引き取ってほしい」と
保健所や保護団体にペットを持ち込む人が増えているという報道もあります。
悲しいことですが、今後「ペットどころではない」という人は
ますます増えていく可能性が高いです。
まさに今ペットショップでペットを購入している人とて
その例外ではありません。

 

そのようなバッドシナリオもしっかりと念頭に置き、
2021年もあらためて気を引き締めて
動物病院の経営サポート業務に臨みたいと思います。

今後どのような時代になったとしても
私たちの家族である動物に医療を提供する動物病院が
世の中にとってかけがえのない存在であることに変わりはありません。

弊社はその動物病院に寄り添い、
ともに考え、ともに悩むという姿勢をこれからも大切にしていきたいと思います。
その結果、皆様を少しでも元気にすることができればこれほど嬉しいことはありません。
そのためにこれからも現状に甘んじることなくしっかりと力をつけたいと思います。

本年も、そしてこれからも
動物病院経営パートナーEn-Jinを宜しくお願い致します。

2021年1月1日
株式会社エンジン 代表取締役 古屋敷 純

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動物病院経営パートナー En-Jin 企業理念

1.院長先生の想いを推進する「エンジン」に
ノウハウや理屈を教えるだけではなく実務を推進。
「やりたいこと」を形にします。

2.動物病院のメンバーが「円陣」を組めるように
病院全体がイキイキと同じ方向に進めるよう、
スタッフマネジメントをサポートします。

3.動物病院に多くの出会いをもたらす「縁人」に
飼主様・スタッフ・外部専門家などとのご縁をつなぐ
架け橋になります。

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