先日の台風21号は
日本各地に大きな被害をもたらしました。

被害に遭われた方、
今もなお事後の対応に追われている方には
心よりお見舞い申し上げます。

 

私は、台風が関東に上陸した朝に
ちょうど出張で電車を利用したのですが、
多くの路線が運休となるなど
駅も混乱している様子でした。

また東京駅のおみやげ売り場では
多くのシャッターに
「台風接近により営業開始時刻が遅れる場合があります」
という貼り紙がされていました。

おそらくこれは、
災害等で従業員の通勤が困難な場合は
営業時間を変更するということ、
そしてその旨をシャッターに貼り紙をすることが
あらかじめ決められているためでしょう。
従業員、お客様の双方に配慮した
とても合理的な判断だと思いました。

 

皆様の動物病院では、自然災害のような「有事」の際に
どのように対応するかを決められているでしょうか?
動物病院という、多くのスタッフ、多くの飼主様に
影響のある事業を行う上では、有事対応のガイドラインを
おおまかにでも決めておかれることをお勧めします。

例えば台風の直撃が予想される場合には、

・臨時休診や営業時間の変更をする
(それをどのように飼主様に発信するかも決めておく)
・来院が減少することを見込んで人員を減らして営業する
・遠方からの出勤や、電車通勤のスタッフは休みにする
・病院の周囲の飛ばされそうなもの、危険物などを撤去する
・どうしても朝から人員が必要な場合は前泊を依頼する
・帰宅できない場合の対応を検討する(泊まる場所など)
・台風が過ぎ去った後に破損などがないか
確認する箇所(病院の周囲など)を決めておく。

などの対応が考えられます。
もちろんどのような対応をするかは病院によって
それぞれでよいですし、ルールを決めていても
臨機応変に判断することは必要です。
しかし、災害が予想できたにもかかわらず
当日になって「どうしよう」とバタバタしたり、
スタッフが無理をして出勤して事故に遭うことなどは
ぜひ避けていただきたいと思います。

今週末には台風22号の日本への接近も予想されています。
災害の記憶が新しいうちに、
ぜひ有事対応について考えてみていただければと思います。

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動物病院経営パートナー En-Jin 企業理念

1.院長先生の想いを推進する「エンジン」に
ノウハウや理屈を教えるだけではなく実務を推進。
「やりたいこと」を形にします。

2.動物病院のメンバーが「円陣」を組めるように
病院全体がイキイキと同じ方向に進めるよう、
スタッフマネジメントをサポートします。

3.動物病院に多くの出会いをもたらす「縁人」に
飼主様・スタッフ・外部専門家などとのご縁をつなぐ
架け橋になります。

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