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動物病院経営パートナーEn-Jin ブログ

このブログでは、当社の取り組みや代表の考えなどを発信していきます。
少しでも皆様の参考としていただけるよう、
できる限り具体的な情報発信を心がけています。

※紹介している事例等はすべて会員病院様等の許可を得たものです。

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緊急事態宣言解除と動物病院の「コロナ以後」


  • カテゴリ:ブログで動物病院経営セミナー(ソト向きの課題)


昨日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が全国で解除されました。
まだまだ油断は禁物ですが、少し事態が好転してきたといえるでしょう。


ここで大切なのはこれから先のこと、いわゆる
「コロナ以後(アフターコロナ)」について考えていくことです。

報道等でも触れられている通り、
おそらく今後新型コロナウイルスの感染拡大が収束したとしても
人々の衛生観念や社会常識が「コロナ以前」に戻ることはありません。
常識やマナーは「コロナ以前」と「コロナ以後」で大きく変わり
「新しい生活様式」が定着していくことになるでしょう。
しかもグローバルな規模でです。

そしてそれは動物病院にとっても例外ではありません。

アフターコロナの世界では、
動物病院に求められるものも変わっていくことが予想されます。

・今後コロナが収束し、ワクチンが普及したとしても
かつてのようなぎゅうぎゅうに混みあった「3密」の待合室に
戻りたいという人はもうほとんどいないでしょう。

・応急処置だった受付のビニールカーテンやアクリル板の仕切りは
今後常識になっていくかもしれません。

・コロナ対策で一時的に予約制やドライブスルー(駐車場で診察や会計をする)
を導入したが、好評なのでコロナ後もそのまま継続するという病院も多いようです。

・狂犬病の集合注射のあり方も見直されるかもしれません。

・セミナーや勉強会はZoomなどオンラインでの実施が増えていくでしょう。
(既に私にも獣医学生の団体からオンラインセミナーの講師の依頼がきています)

・オンライン診療・オンライン問診などの技術革新や法整備も進むかもしれません。

・キャッシュレス化にとってコロナは追い風になりましたし
スーパーやクリニックなどで既に普及しているセルフレジは
動物病院にも普及していくでしょう。

・動物病院を取り巻く業者などの勢力図も変わるかもしれません。
例えばオンライン診療等の分野に大きな市場があるとなれば
電子カルテや顧客管理ソフト等も含めてより多くの業者が参入したり、
大きな資本を持つ大企業の参入などがあるかもしれません。
どんどん新たなサービスやシステムが開発されるでしょう。

・求人・採用の面接でも対面以外での手法が定着するかもしれません。

・今後の景気の悪化によりペット飼育への意向が変化する可能性はあります。
新患が減少したり、お金のかからない治療を選択する方が増えるかもしれません。

・一方で一部報道では、昨今の「ステイホーム」の影響で、
ペットの購入や愛護団体からの譲渡が増えているという情報もあります。
本当に「ペットブーム」のようなことが起きているのか、
だとしたら事態収束後に無責任な人がペットを捨てるような
悲しい出来事が起きてしまわないか…
これは今後の動向への注視が必要だと思います。

私がざっと考えただけでもこのような予想ができます。
そしてきっと誰にも予想できないような変化もたくさん起こるでしょう。

大切なのは完全に「コロナ以前」に戻すことを目指すのではなく
これからはどういう動物病院が求められるのか、
逆にどういう動物病院は敬遠されるのか、
そして動物病院業界・ペット業界自体はどういう方向に向かうのか、
ということに対してアンテナを高く張って試行錯誤し
時代に即した動物病院へと進化していくことです。
落ち着いた頃に飼主様にアンケートなどをするのも良いと思います。

今はあらゆる業種にとって、
時代の転換期であると言っても過言ではありません。
動物病院経営もこれまで以上に答えのないものになりますので、
いっそう情報収集や試行錯誤を大切にしていきたいと思います。

まずは引き続き感染予防に努め、この難局を乗り切りましょう。

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動物病院経営パートナー En-Jin 企業理念

1.院長先生の想いを推進する「エンジン」に
ノウハウや理屈を教えるだけではなく実務を推進。
「やりたいこと」を形にします。

2.動物病院のメンバーが「円陣」を組めるように
病院全体がイキイキと同じ方向に進めるよう、
スタッフマネジメントをサポートします。

3.動物病院に多くの出会いをもたらす「縁人」に
飼主様・スタッフ・外部専門家などとのご縁をつなぐ
架け橋になります。

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動物病院経営パートナーEn-Jinホームページ

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動物病院経営パートナーEn-Jinは、
動物病院・ペット業界専門求人サイト
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求職者との出会いにぜひご活用ください。

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新型コロナウィルスの感染拡大を受けて


  • カテゴリ:動物病院経営 関連ニュース


新型コロナウィルスの感染拡大を受け、
罹患された皆様、および関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
多くの方がご不安、ご不便な日々をお過ごしのことと思います。

 

弊社でも先日より

・ご希望があればご訪問を電話等での打ち合わせに切り替え
・ピーク時の公共交通機関の利用を避ける
(遠方への出張は前泊、後泊してピーク時間帯の移動を避けるなど)
・ご訪問先ではマスク着用や消毒などを徹底

という形で感染拡大防止に努めているところです。

動物病院業界では学会やセミナー、
飼主様向けイベント等の中止が相次いでいます。
狂犬病の集合注射の開催の是非についても議論が始まったようです。
また各大学等が実施する学生向けの就職説明会等も
すでに中止が決定したものも少なくないようです。

準備を重ねてきたものを中止にするのは無念ではありますし
経済的な損害が出る場合も少なくありませんが、
今は国全体の有事ですし、
感染拡大防止と飼主様や学生やスタッフの皆さんの安全・安心のためにも
人が集まるイベントの中止や参加の取りやめは
やむを得ないと考えます。
(決行・参加の判断を否定はしませんが、
それを世間や飼主様がどう受け止めるかということは
冷静に協議・検討する必要があるでしょう)


 

余談ですが、弊社では相次ぐ就職説明会等の中止を受け、
求人・採用に関する情報が滞ることを少しでも防ぎ、
学生の皆さんの就職活動を円滑にするため
自社運営の無料求人WEBサイト「ペットリクルート」や
求人フリーペーパー「ペットリクルート」で
学生の皆様への情報発信を強化してまいる所存です。
無料求人サイト【ペットリクルート】

また先日、
香港で犬が新型コロナウイルスに感染したということが報じられました。
NHKニュース
「香港で犬が感染 飼い主に警戒感強まる 新型コロナウイルス 」


もちろん報道の中でも触れられている通り、
この事実をもって新型コロナウイルスが動物に感染すると
早計に決めつけることはできず、
日本の各獣医師会等や団体もこの報道を受けて
それぞれ見解を示しているところです。
※団体により見解のトーンが微妙に異なり、
またその見解も事態の進行とともに刻々と変化することが予想されるため
当ブログで特定の団体の見解を引用・紹介することは控えさせていただきます。
詳細は各獣医師会・団体等のHPなどを直接ご確認ください。

このような状況を受け、動物病院に対しても飼主様からペットの健康や、
新型コロナウイルス感染の可能性についての質問等が増えることが予想されます。
事態が進行中のため、「唯一解」のようなものを示すことは難しいと思いますが、
可能な限り最新の情報をキャッチアップし、
想定される質問に対して病院としてどう回答するかを決めて院内で共有し、
勤務医やスタッフも含めて、言うことがバラバラにならないように
することが最も
大切かと思います。

また今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
現在、日本国民全体で感染症に対する危機意識が
かつてないほど高まっていることは事実です。
新型コロナウイルスへの感染の有無という話は別としても、
犬や猫の一般的な感染症に関してもいかに日頃からの予防
(ワクチン接種や室内飼育など)が大切かという獣医師の話に、
今まで以上に耳を傾けてくださる飼主様も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
在宅ワークや時差通勤への関心や理解が一気に高まっているのと同様に
ペットの飼主様に動物の感染症予防の重要性を改めて啓蒙する
機会としていただければと思います。

 

【まとめ】

今後、動物病院は狂犬病予防やフィラリア予防で忙しい時期を迎えます。

今年はその時期に新型コロナウイルスというトピックがありますので、

・病院として感染拡大防止にどのように取り組むか
 (イベントの実施、セミナー等への参加はどうする?)

・新型コロナに関する質問にどう答えるか

・飼主様に感染症予防についてどのように啓蒙するか

について院内でよく検討・調整し、
スタッフも含めてしっかりと足並みをそろえて繁忙期を迎えましょう。

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動物病院経営パートナー En-Jin 企業理念

1.院長先生の想いを推進する「エンジン」に
ノウハウや理屈を教えるだけではなく実務を推進。
「やりたいこと」を形にします。

2.動物病院のメンバーが「円陣」を組めるように
病院全体がイキイキと同じ方向に進めるよう、
スタッフマネジメントをサポートします。

3.動物病院に多くの出会いをもたらす「縁人」に
飼主様・スタッフ・外部専門家などとのご縁をつなぐ
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2020年代の幕開けに


  • カテゴリ:En-Jinからのお知らせ


皆様あけましておめでとうございます。
2020年の始まりをいかがお過ごしでしょうか。

旧年中はお世話になりありがとうございました。
2019年も多くのご縁に恵まれた一年でした。
動物病院様はもとより、動物病院周辺のビジネスをはじめ
多くの企業や起業家の方との出会いに恵まれた年でした。
大変ありがたいことに弊社HPをご覧いただき、
協業や提携などのご提案もたくさんいただきました。

弊社1社、私ひとりの力はごく小さいものですが、
より多くの動物病院様のお役に立てるよう、
ひいては動物病院業界の発展に少しでも寄与できるよう、
様々な方のお力を借りながら勉強してまいります。

また弊社運営の求人サイト「ペットリクルート」も
大企業や上場企業を含め多くの企業様にご利用いただけるようになりました。
2019年春には求人フリーペーパーも創刊し、
2020年の春には早くも第3号の発刊を予定しています。
クライアントの動物病院のお役に立てればという思いから開設したサイトですが、
いまや開設当初の私の想定を遥かに超えて多くの方に日々ご利用いただき
多くのマッチングのきっかけを作れていることをとても嬉しく思います。

 

思えば、今日は2020年のはじまりであるとともに、
「2020年代」のはじまりでもあります。
ここからの10年はどんな10年になるのでしょうか。

弊社は従来からの動物病院の経営サポート事業に引き続き注力しつつ
今年は事業承継やM&Aのサポート、
求人や人材紹介のサポート、
雑誌の連載などにも力を入れていきたいと考えています。

2020年代を迎え、平成から令和へと時代が移り変わり
人々のライフスタイルや考え方が変わったとしても
人が動物を慈しむ気持ちや、
動物を家族として迎えることで感じられる幸せは
いつまでも普遍的で変わらないものだと私は考えます。

動物病院の経営サポートの仕事に就くことができ、
多くの人や動物たちとの出会いに恵まれている今に感謝し
これからも地に足をつけて仕事に臨みたいと思います。
そして弊社に関わってくれる人や動物病院に寄り添い、
少しでも元気にすることができればこれほど嬉しいことはありません。
そのために弊社もしっかりと力をつけたいと思います。

本年も、そしてこれからも
動物病院経営パートナーEn-Jinを宜しくお願い致します。

2020年1月1日
株式会社エンジン 代表取締役 古屋敷 純

 

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2.動物病院のメンバーが「円陣」を組めるように
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「動物看護師」国家資格化への動き


  • カテゴリ:動物病院経営 関連ニュース


4/24に以下のような報道がありました。

「動物看護師」を国家資格に 超党派議連が法案提出へ

記事の要点を抜粋すると以下の通りとなります。

以下引用
———————————————————

「動物病院で獣医師が行う診療の補助などに携わる「動物看護師」を国家資格に規定する新法案を超党派の議員連盟(会長・鈴木俊一五輪相)がまとめ、今国会に提出する方針を固めたことが24日分かった。」

「法案には与野党が賛同しており、今国会中にも成立する見通しだ。」

「新法案は「愛玩動物看護師法案」(仮称)。獣医師の指示の下で「愛玩動物」に対する診療の補助や看護に従事する人を「愛玩動物看護師」と規定する。「愛玩動物」には、犬、猫と政令で定めるその他の動物を指定。オウムやインコといった鳥が含まれる方向だ。」

「資格を得るには、国家試験に合格し、免許を受けなければならないと定める。議連は26日に国会内で会合を開き、今国会への新法案提出を確認する。」
——————————————————

ここ数年、動物看護師の国家資格化に向けて認定動物看護師制度の
整理・統合などが行われてきたことをご存知の先生も多いかと思いますが、
いよいよ国家資格化が本格的に進む可能性が高くなってきました。

現状、慢性的な人材不足により認定動物看護師以外の方を採用されたり
現在進行形で雇用されている動物病院も多いことかと思います。

国家資格の全貌が見えてくるのはこれからになりますが、
動物病院を経営するうえで、以下のような点を注視していく必要があります。

 

・国家資格化された場合、現在の認定動物看護師の地位や
認定資格を持っていないが動物病院で働いている人の地位はどうなるのか

・「有資格者でないとできないこと」の範囲がどう規定されるのか
逆に無資格の場合、動物病院業務をどこまでできるのか

・国家資格の受験資格はどのように定められるのか

・国家資格化を受けて動物看護師志望者数の推移はどうなるのか

・導入後の過渡的措置の期間はどうなるのか

・国家資格化を踏まえて今後の動物看護師の求人・採用戦略を
どのように立てればよいのか

などなど…

まだまだ法案提出の報道が出た段階で、
予断を許さない状況ではありますが、
引き続き注視をしていきたいと思います。

 

これまでの国家資格化に向けての経緯や、現在の認定動物看護師制度の概要
受験資格等については以下の各サイトをご参照ください。

一般社団法人日本動物看護食協会「国家資格化に向けての活動について」

一般財団法人 動物看護師統一認定機構

 

 

以下6/21追記

その後、法案が正式に成立しました。

動物看護師法が成立=国家資格で質向上

法案本文  受験資格は31条

引き続き詳細情報をウォッチしていきたいと思います。

 

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動物病院の人材紹介サービスってどうなの?


  • カテゴリ:ブログで動物病院経営セミナー(ウチ向きの課題)

<人材紹介サービスってなに??>


昨今の人手不足、求人難の情勢を受けてか、
昨年くらいから動物病院業界でも人材紹介サービス
目にする機会が顕著に増えました。

人材紹介サービスとは簡単に言うと、以下のような仕組みです。

1.人材紹介会社が獣医師や動物看護師、トリマーを探してきてくれ、
動物病院や企業にその人材を紹介してくれる。

2.人材にとっては企業との事前の条件交渉や連絡をしてくれるという
メリットがあり、企業にとっては自社で求人をかけてもなかなか
見つからなかった人材を人材紹介会社が探してきてくれるという
メリットがある。

3.ただし、企業側は採用が決まった場合には一定の手数料を
支払う必要がある(年収の3割程度が相場)。

このブログの読者の先生方の中にも
そのような広告を目にしたり、FAXや電話で営業を受けたことがある
もしくは人材紹介会社経由で獣医師や動物看護師、トリマーを採用したり
面接を実施したという先生も多いのではないでしょうか?

弊社の周辺でも、そのような話を聞く機会が増えましたし、
ご連絡を頂戴し人材紹介会社の代表の方と
お話をさせていただいたこともあります。

 

 

<動物病院側(企業側)から聞こえてくる声>


動物病院側からは
「年収の3割の手数料とかぼったくりじゃないの?」と
というような声も多く聞かれます。
かつては求人さえ出せばどんどん応募があるという時代も
あったので、お気持ちは非常によくわかります。

またなかには「人材紹介会社がサクラみたいな人を抱えていて
手数料が入ったら退職させるというようなことをするんじゃないの」
などという人材紹介の仕組み自体に懐疑的な声もまだまだ聞こえてきます。
(免許を取得して真面目にビジネスをしている紹介会社に
とっては非常に失礼な話ですが…)

馴染みのないサービス業態に、動物病院(企業)側が
まだまだ戸惑っており、様々な憶測やトラブルが発生するのは
ある程度やむを得ないことだと感じています。

 

 

<求職者側から聞こえてくる声>


ではこのような人材紹介サービスについて
求職者側はどのように考えているのでしょうか。

私は仕事柄、動物病院の内定者も含め現役の獣医学生や看護学生と
話す機会が多いのですが、彼ら、彼女らからも人材紹介サービス
に関する声を聞く機会が増えました。実際にそのようなサービスを
使って動物病院に入社した人と話したこともあります。

求職者からは

「自分に合った企業を人材紹介会社が見つけてきてくれたので助かった」

「間に入ってくれたキャリアコンサルタントがよく話を聞いてくれた」

というポジティブな声もあれば、

「人材紹介という仕組みだとよく知らされていなかったので
自分を採用するのに高額な手数料がかかっていると後から知って驚いた」

「高いお金を払ってるんだからちゃんと働いてねと言われてプレッシャーだった」

というネガティブな声もありました。

 

中には

「人材紹介会社が紹介してくれたある病院に面接に行ってみたら、
『人材紹介会社を介さずにこっそりもう一回受けてくれたら採用する』
と持ち掛けられた」という声もありました。

病院側は手数料を払いたくないためにこのようなことを持ち掛けたのでしょうが、
これは「中抜き」と呼ばれる行為で人材紹介会社との重大な契約違反になります。

違約金が発生したり、人材紹介業界のブラックリストに載り、
二度と紹介してもらえなくなる可能性も高い行為です。
サービスを利用して人材を紹介してもらう以上は、
中途半端に策を弄することはお勧めしません。

 

また更に驚いたことに、動物病院への求職者向けに
就職説明会などを主催している企業などから

 

「人材紹介会社経由で面接に行ってしまったのなら、
一度人材紹介会社との契約を解約してから
もう一度受けなおした方がいいよ」

と言われたという声もありました。

その企業としては
人材会社経由より直接応募してくれる方が低コストなので
付き合いのある動物病院を助けたいがために
人材紹介会社の利用を辞めさせたくて言ったのかと思います。

気持ちはわからなくはないですが、学生がどんなサービスを使おうが
自由ですのでそれを抑え込むことにどこまで意味があるのか疑問ですし、
何より上述の「中抜き」(契約違反)を助長するような物言いでもあり
企業の発言としては慎重さを欠く危険な行為だと感じました。


 

<人材紹介サービスをどう考えるか>


以上が私が今年目の当たりにしてきた、
動物病院業界のおける人材紹介サービスを取り巻く現状です。

それを踏まえて表題の問いに戻ります。

「最近よく目にする獣医師や動物看護師の人材紹介ってどうなの?」


 

この問いに対して、個人的には2つの考えを持っています。

 

1.サービスはうまく使えばよい。ただし費用対効果にはより慎重に。


まず大前提として、人材紹介は動物病院業界には
まだまだ定着・浸透しているとは言えませんが、
人間の医療の世界も含めて様々な業界で既に定着しているサービスです。
(「~看護師」とか「~薬剤師」など
大手の人材紹介サービスの名前は皆さんも聞いたことありますよね)

私は社労士としての学会や勉強会で、人の病院の事務長の方や
人の病院の顧問社労士の先生方とお話しする機会もありますが、
病院によっては採用の5割以上が人材紹介会社経由とのことです(!)

ある人間の病院の事務長の方に
「人材紹介って手数料がかかって大変じゃないですか?」と聞いたら
「それでもお金払えば安定して人材を供給してくれるんだから
安いもんですよ。自社だけで求人活動なんてとてもできません」
という答えが返ってきました。

もちろん人の病院と動物病院の求人をひとくくりにして語ることは
できませんが、確かに費用に見合ったサービスを提供してくれるなら
利用する価値はある、と私も考えています。
(これはあらゆるサービスに対して言えることです)

ですから動物病院でも、人材紹介を「ぼったくり」などといって
いたずらに批判したり遠ざけるのではなく、
払うお金に見合う効果が得られると判断できるなら、
大いに利用・活用すればいいと思います。
私の周辺でも、うまく活用されている動物病院も出始めていますし、
中にはこれほど人材紹介サービスを目にするようになる以前から、
人材紹介や人材派遣をうまく活用されてきた院長先生もいらっしゃいます。

ただし勘違いしていただきたくないのは、
決して人材紹介サービスの利用を手放しで
推奨しているわけではないということです。

言わずもがなですが、
年収の3割程度という紹介手数料は決して小さくありません。
紹介してもらった人材については、面接等でいつも以上に
どのような方かというのをよく見る必要がありますし、
雇ったのにすぐにやめてしまったということがあっては
手数料の分、大損をすることになってしまいますから、
将来的なその方の希望(何年程度働きたいのか、
ずっと動物病院業界で勤めたいのかなど)についても
よく確認する必要があります。

また求職者だけではなく、間に入ってくれる会社や
そのエージェントの方が信頼できる人か、
やりとりはスムーズか、重要な情報を隠していたりしないか
などということもよく見極めて付き合う必要があります。

これはあくまで私の肌感覚ですが、
まだまだ動物病院業界対象の人材紹介サービスは
紹介してくれる人材の質や、
間に入ってくれるエージェントの方の質にばらつきがあります。

素晴らしい人材を連れてきてくれるケースもあればその逆もあります。
また非常に話のわかる信頼できるエージェントの方もいれば
求職者とろくに連絡もとらず、こちらの条件も全然伝えていない状態で
面接をセッティングするような適当なエージェントもいます。
それが今年、実体験を通じて感じた私の印象でした。

考えてみれば、求職者も人であり、エージェントも人ですので、
その質にばらつきがあるのはある意味当然のことですよね。
それぞれの人間をよく見極めたうえで、
雇ったり、お付き合いをするかを決めるのは
従来の求人で応募があって面接をする際や、
例えばHP制作会社などの外部業者を選定する際も同じことです。

なので私の人材紹介サービスへの考え方の一つは

「サービスはうまく使えばよい。ただし費用対効果にはより慎重に。」

というものです。

 

 

2.動物病院業界に様々なサービスが参入すること自体はよいこと


もう一つ、今回良い機会ですので、
少し違う観点からの考え方も紹介しておきたいと思います。

今回のように新たなサービスが業界に参入してきたときに
それを根付かせることができるかどうかというのは
ある意味で業界にとっての試金石だと考えています。

少し大袈裟かもしれませんが、
新規参入してくるサービスや価値観をうまく取り入れて成長できるか、
拒んで跳ね返してしまうのか、業界としての度量が試されている機会とも
捉えることができるのではないでしょうか。

 

思えば、動物向けの保険や、動物病院向けの電子カルテなども
最初は「そんなことは動物病院業界では実現不可能だ」とか
「そんなものは動物病院業界では不要だ」とか、
様々な批判や雑音の中でスタートしましたが、
当事者が志をもって進めてきた結果、
そして理解のある利用者が積極的に活用して広めてきた結果
この業界に一定の地位を築くまでになりましたよね。

ですがその一方で業界からの拒否反応に会い、
撤退を余儀なくされた業者やサービスもたくさんあります。
(もちろん単純な業者の力不足やニーズとのミスマッチも
あったとは思いますが)

 

動物病院業界が新規参入する業者やサービスを
強く排除し続けたとしたら、
以下のような悪循環が起きると私は考えています。

 

① 動物病院業界が新規参入する業者やサービスを排除し続ける

② 動物病院業界は金にならない、ビジネスがしづらいという印象がつく

③ 新規参入を考える企業や、転職を考える優秀な人材が入ってきづらくなる
(市場としての魅力の低下、働く場所としての魅力の低下)

④ 新規サービスや異業種の考え方が入ってきづらくなり、
他の業界では当たり前に定着しているのに、
動物病院業界では定着していないといったものが増える

⑤ 一部の業者の偏った価値観が業界の常識のようになったり、
飼主様目線を欠いた業界内のロジックが幅を利かせるなどして

いわゆる業界のガラパゴス化(独自進化)が進んでしまう

⑥ ②~⑤を繰り返す(悪循環)


 

動物病院業界が上記のような悪循環に陥ってしまうことは
業界の将来を考えてもあまり良いことだとは思えません。

 

無論、全ての参入者を安易に受け入れるべきということではなく
コンプライアンス上の問題があるとか、動物福祉に反するとか、
あるいはその業者自体を使うことで動物病院業界全体の
価値が下がってしまうような場合は
しっかりと拒絶しなくてはいけません。

しかし基本的には様々な企業や人材が「参入したい」と思える
ような業界であり、参入してきた企業や人材をうまく活用する
ことは、動物病院業界の将来にとって
大切なことなのでは
ないか
なと、考えています。

 

伸びている業界は「市場」としても「働く場所」としても
魅力的なので、多くの周辺サービスや人材が流入してきます。

ペット市場の縮小など逆風も多いですが
動物病院業界が市場としても、働く場所としても魅力的であれば
多くの企業や人材が興味を示し、優良な企業や優秀な人材が
どんどん流入して新しいサービスやビジネスモデルが生まれ、
業界として生き残っていくことができるのではないでしょうか。

そのような考え方から私は、基本的には

「動物病院業界に様々なサービスが参入すること自体はよいこと」

と考えており、人材紹介サービスもその例外ではありません。

(余談ですが、弊社の競合となりうるコンサルティング会社や
サポート会社が新規参入してくることすらも
私は割とポジティブに捉えています^^
多様な考え方が流入し、選択肢が増えた方が、
動物病院業界にとってはプラスだと考えているためです)

 

動物病院業界が、業界の外から見たときに
市場としても働く場所としても魅力的なものであればいいなと、
業界の片隅でお仕事をさせていただいている者として思います。

———————————————————————————

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

今年は業界全体で人材紹介サービスへの関心が高まるとともに、
その一方で様々な憶測や不安も渦巻いた年だったと感じましたので
年の最後に私なりの捉え方、考え方を記してみました。

今年も残り数時間となりました。
あらためて本年中のご厚情に感謝申し上げます。
また来年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始もお仕事だという先生方も多いこととと存じます。
一際寒い年末年始になるようですのでどうぞご自愛いただき、
良いお年をお迎えください。

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1.院長先生の想いを推進する「エンジン」に
ノウハウや理屈を教えるだけではなく実務を推進。
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病院全体がイキイキと同じ方向に進めるよう、
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3.動物病院に多くの出会いをもたらす「縁人」に
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